ナイトディメンション
人は眠りにつくと、夢を見ます。そこは、わたしたちが無意識に接している異次元空間「ナイトディメンション」
ナイトディメンションに存在する「ナイトピア」は、わたしたち夢の訪問者の意識によって作られています。誰もが心の中に持つ「イデア」という光。この光に、個々の「楽しい」という意識を投影させ、ナイトピアを創造しているのです。
わたしたちは毎晩、ナイトピアの住人であるナイトピアン達とともに、楽しい世界を満喫します。
しかし、夢の世界はいつも楽しいものとは限りません。
ナイトディメンションを構成するもう一つの世界「ナイトメア」では、その支配者ワイズマンが、ナイトピアの破壊を企んでいました。
ナイトピアの訪問者が持つイデアを奪えば、ナイトピアは失われ、ナイトメアが世界を支配できる。
ワイズマンはナイトメアンと呼ばれる魔物たちを生み出し、ナイトピアへの侵攻を繰り返していました。
ビジターとナイツ
ベルブリッジという街に住む2人の少年少女、ウィルとヘレンは、悪夢にうなされる日々を過ごしていました。
その晩も夢の世界をさまよっていた2人はそのうちに、ナイツと、長老オウルに出会います。
そこで2人は始めて、この世界が消されようとしていることを聞かされました。また、この世界が消えかけているのは、恐ろしいナイトメアンたちの手によるものだということも。
2人は戸惑いながらも、それぞれの夢を守ることを決意します。
2人の胸の中には、唯一「勇気のイデア」だけが奪われず、残っていました。